2020年度に小学校で必修となるプログラミング教育に多くの企業が商機を見いだす。夏休みシーズンをにらんで、講座を相次ぎ開設。教室では子供たちの歓声が上がる。産業競争力を左右するIT人材を輩出できるか。ブームで終わらせない工夫も必要だ。
サイト名: 日経ビジネスオンライン
参照URL: http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/278202/111000078/
日経オンラインビジネスでも話題になるように、子供のプログラミング教室が急増している。2020年の必須化に向けて、まだまだ確立した指導方法がないまま、多くの教材、種々な指導スタイルが生まれている。
今、主流となるのは、やはりロボットを利用したプログラミング教室だ。最近になって、多くのロボット教材が開発されているが、原点となるのは、今から5、6年前に出たLEGOのマインドストームではないか。私もLEGOで育った人間で工作が好きなことから、当時10万円もするこのマインドストームを買ってしまった。
子供向けのビジュアル言語なども備えたこのマインドストームは、子供向けの教材として売られる予定だったと思われるが、かなりテクニカルなLEGOの仕組み(ギア等)の知識がないと、そう簡単に思い通りなものを作ることができず、高校生以上のモノづくりが好きなギークな人間の「おもちゃ」と化していたように思える。(マインドストームの中がLinuxであったため、よりギークな人たちの間で人気があった。)
プログラマーはモノづくりが好きな人が多いため、そのような「性質」を持った子供達がより簡単に楽しくクリエイティブにものが作れるようにと、今の時代のロボット教材は進化しているように思えるが、そのロボット教材から「先のモノづくり」に行けるような、指導スタイルが必要ではないだろうか。